治すことはできないんですかね・・
敏感になる原因は何なのか、悪化させる行動はとってないのか、もう一度考え治す必要はあるわね!
敏感肌に悩む人必見!なかなか改善しない敏感肌から抜け出す方法を紹介します。
『低刺激な化粧品に変えるなどありきたりな情報は見飽きてる!』
『本気で敏感肌とサヨナラしたい』
『敏感肌用の化粧品を使っているのになんで治らないの…』
こんな風に思っている人はぜひ最後までおつきあいくださいね♪
Contents
お肌が敏感なときに気をつけるべきポイントとは?
お肌が敏感なときに気をつけるべきポイントは『乾燥』『刺激』『摩擦』の3つです。
実は、敏感に傾いたお肌はすでにバリア機能が低下している状態。
バリア機能が弱まると、普段は何ともない空気中の物質や紫外線、化粧品などが肌の内部まで侵入して炎症や痒みなどを引き起こします。
さらに、バリア機能の低下はお肌のキメが乱れているのと同じ。
もともとお肌に備わっている『うるおい』が蒸発してしまうから乾燥も加速させています。
この3つのダメージに気をつけないとバリア機能は修復しにくくなるので、敏感肌からもなかなか抜け出せなくなるというわけ。
そこで、どのようなことが乾燥、刺激、摩擦になるのか具体的に見ていきましょう。
乾燥ダメージ
- クレンジングや洗顔フォームなどの洗浄剤
- 32度以上のお湯による洗顔
- 朝晩2回の洗顔習慣がある
乾燥ダメージとは、おもに洗顔によるもの。
あらゆる洗浄剤は汚れを落とすとともに、お肌のうるおいも同時に落としてしまうので洗顔後に乾燥やツッパリを引き起こします。
乾燥度合いが強くなると、保湿しても次第に物足りなさを感じてしまう肌になることもあるので、肌に合わない洗顔方法をしているとどんどん敏感に傾きます。
また、ぬるま湯での洗顔もお肌のうるおい成分は溶け出してしまうので、洗浄剤とぬるま湯のダブルパンチで必要なうるおいを根こそぎ奪っている可能性もあります。
朝晩の2回の洗顔、クレンジング、ピーリング洗浄剤などは、敏感肌にとても強い乾燥ダメージとなります。
しかし、メイク用品やファンデーションが落ちていない状態も危険です。
汚れはアルカリ性でしか落ちないのでクレンジングや洗顔が必要ですが、朝もする必要はありません。
弱酸性にお肌を保つことが重要なので、朝は洗浄剤を使う必要はないのです。
お水、もしくはぬるま湯でOKです。
(夜にクレンジング、洗顔してから肌が弱酸性に戻るまで8時間かかってしまう為です。)
肌のPH4〜6の弱酸性に保ちましょう。
かなり肌が敏感な時はこのような↓PH5.5の弱酸性の洗顔フォームなどもあるのでおすすめです!
刺激ダメージ
- 化粧品の成分(ヘアケアやスキンケアなどすべての化粧品)
- 紫外線や空気中の花粉・汚染物質
- 洗濯洗剤や柔軟剤
お肌が敏感に傾いているときはバリア機能が低下しているので、スキンケアの成分でさえ刺激になることがあります。
化粧品には肌を刺激する合成界面活性剤や香料、エタノールなどが含まれます。
『敏感肌用やオーガニック・無添加の化粧品だから安全』と考える人も多いですが、それは大きな間違い!
さまざまな植物エキスやナノ化された成分などもバリア機能が弱まったところから肌内部に侵入するので、このような場合はすべて異物でしかありません。
『低刺激なファンデやスキンケアに変えたのに全然良くならない…』
『化粧水をつけるとピリピリする…』
などの経験があれば、化粧品そのものの刺激を疑いましょう。
また、洗濯洗剤や柔軟剤にも合成界面活性剤や強い香料などが含まれています。
キレイに洗った洗濯物には洗剤や柔軟剤の成分が残るため、直接肌に触れるタオルや寝具などによってもダメージを受けています。
摩擦ダメージ
- スキンケアやメイク
- 髪の毛が肌に当たる
- 手で顔に触わる
スキンケアやメイクをするときは、必ず摩擦ダメージがあります。
とに肌をマッサージしながらスキンケアしていたり、メイクやスキンケアの工程が多いほどダメージも強め。
実は美容に熱心な人ほど、キメがなく乾燥肌や敏感肌になるデータもあるほどです。
キメのない肌は一見ツルンとして美肌に見える『ビニール肌』と呼ばれるタイプもあります。
ビニール肌は角質層が薄くなり、保湿しても乾きやすい不健康な肌とも言われているので、将来的に見た目の老化を早める可能性も考えられます。
また、髪の毛が顔に触れていたり、無意識に顔を触っていると常に摩擦ダメージを与えているのと同じ。
つまり摩擦ダメージは自らの手でバリア機能を破壊していると言っても過言ではないかもしれません。
お肌が敏感なときの生活習慣
『敏感肌を治したい…』こんな風に思ったら、乾燥、刺激、摩擦の3つのダメージを減らす生活習慣が大切。
そこで、具体的にどのような生活習慣をするべきなのかご紹介します。
まずは、できそうなことから始めてくださいね♩
スキンケア
スキンケアは最低限の保湿にとどめましょう。
手持ちのスキンケアから引き算のケアをすると、肌へのダメージを簡単に減らせます。
なので、特別な化粧品に買いそろえる必要はありません。
化粧水、美容液、パック、クリームをやめて乳液のみで保湿するなど、できれば1アイテムのケアが理想です。
1アイテムといっても、何十種類も美容成分が配合されたアイテムはあまりよくないかもしれません。
あれこれ入っていないシンプルな成分配合のものを選びましょう。
お肌が敏感なときに攻めのケアは不要なので、成分もシンプルなものが一番です。
何を使うべきなのか迷いのある人は『白色ワセリン』をおすすめします。
低刺激な保湿・保護といえば白色ワセリンの右に出るものはありません。
使い方はワセリンをお米1粒程度を手のひらに伸ばして、軽くおさえるようにして肌につけるだけ。
肌の状態を見て物足りなさを感じたら、もう一度同じようにつけてください。
※ワセリンのつけすぎは肌トラブルの元になるので、ベタベタ塗るのは厳禁
ワセリンは重度のやけどの患者さんにもつかえるほど安全性が高いので、常備しておくと何かと重宝します。
ちなみに、ワセリンは200円程度で購入できるのでコスパも優秀です。
後、成分が12個のみというシンプルな保湿クリーム、角質細胞間脂質と同じ成分が入っているメイクプレムのクリームも重度の敏感肌さんにはおすすめです。↓
ベースメイク
ベースメイクをやめてポイントメイクを強化しましょう。
とくにアイメイクを濃くすると、メイク顔になれるので一度試してください。
ましてコロナ禍の時代、マスクが必需品となった今こそベースメイクをお休みして敏感肌を克服するチャンスです!
ベースメイクをやめてしまえばクレンジングも必要なくなるので、グンッと肌のコンディションが良くなりますよ。
そうは言っても、どうしてもファンデーションを塗らなければならない時もあるでしょう。
そういう場合は、メイクが直接肌に触れるのを防ぐため、先にワセリンを薄くつけるとダメージを抑えられます。
できたらベースメイクは洗顔料で落ちるもの、もしくは水で洗い流せるフェイスパウダーがおすすめです。
UV対策
『どんなときでも日焼け止めは塗りましょう』と言われる時代。
ですが、敏感なときに日焼け止めを塗ると、日焼けダメージよりも日焼け止めそのものがお肌の負担になってしまうことがほとんどです。
なので、日焼け対策は帽子や日傘、紫外線指数の多い時間帯は外出を控えたりして対策しましょう。
クレンジング
クレンジングはどんな種類でもお肌にとっては大きな負担です。
やむなくメイクをした場合は、石鹸を泡立て10秒以内で洗顔しましょう。
香料や保湿剤などが含まれない『純石鹸』は洗浄力が高いのでファンデーションもオフすることができます。
多少メイクが残っていても数日で垢となって落ちるので、気にすることはありません。
むしろ時間をかけて洗顔したほうが乾燥、皮脂、ニキビ、赤み、毛穴などのトラブルに直結するため、敏感肌も治りにくくなります。
そして純石鹸はドラッグストアやスーパーなど1個200円程度で買えるもので十分です。
メーカーによって多少洗いあがりが異なるので、まずは手洗いでいろいろ試して自分に合う純石鹸を探しはいかがでしょう。
ちなみに、しっとり系を求める人は『しゃぼん玉石鹸』をおすすめします。
また、アイシャドーやリップなどポイントメイクは石鹸で落ちにくいこともあります。
この場合は、綿棒やコットンで部分的にクレンジング剤を使い、すすぎ時もお肌に広がらないように落としてください。
洗顔
洗浄剤をできるだけ控えて水だけで洗顔しましょう。
とくにクレイやピーリング、ダブル洗顔は古い角質だけでなく、まだ必要な角質も無理やりはがしてしまうので、スパッとやめてしまうのがベストです。
それに、どんな肌質も洗顔は基本的に水で軽くすすぐ程度で十分だったりします。
洗浄剤を使わなければ、お肌のうるおいを奪いすぎないので、インナードライ肌、乾燥肌、敏感な肌も改善しやすくなるからです。
水で洗っている最中は小鼻やおでこなどは皮脂でヌルヌルしますが、水気をふき取ってしまえばビックリするほどサラサラな洗いあがり♪
嘘か本当かどうかを確かめるために、ぜひ試してみてくださいね。
水気をふき取った後、しばらくそのままで過ごして乾燥を感じるようであれば、すすぐ回数を減らしましょう。
- 乾燥肌の人は1~3回程度
- オイリー肌の人は5~10回程度
また、水でもピリピリ感じるような場合は、水による洗顔も必要ありません。
この場合は顔を濡らさずお肌を安静にさせて、炎症のピークが下がるのを待ちましょう。
個人差もありますが、3日~1週間程度で徐々に良くなっていくのを実感できると思います。
そして、洗顔フォームや石鹸の洗顔は毎日使わないことも敏感肌を抜け出す大きなポイントになります。
当たり前のように朝晩2回の洗顔をしている人も多いですが、洗顔後に毎回ツッパリや乾燥を感じているなら洗いすぎの状態です。
洗浄剤を思い切ってやめてしまう、もしくは数日に1回に減らすなど使い方を大きく変えて、自身のうるおいを守ることがとても大切です。
シャンプーやトリートメント
シャンプーやトリートメントは顔にかからないようにしましょう。
首元、背中、お尻なども荒れている人は、ヘアケア製品が原因である可能性も十分考えられます。
すすぎ湯が顔や身体にかからないよう、頭を下げてシャンプーやトリートメントをすると改善することがありますよ。
お肌に触らない
肌の調子が良くても悪くても、ついつい触って確認したくなりますよね?
でも、敏感なときこそ触らないことに徹して、バリア機能を復活させましょう。
もし、ガサガサや乾燥が顔だけなら、それは摩擦ダメージの影響を強く受けていた証拠。
肌の一番上にある表皮(バリア機能)の厚さはわずか0.02㎜です。
スキンケアやメイク用品をたくさん使うほど、摩擦ダメージも増えることを自覚しましょう。
また、マッサージや器具を使ったマッサージも強い摩擦ダメージを与えています。
お肌が敏感なときは、ジッと耐えて元気になってからいろいろなケアを楽しみましょう!
洗濯洗剤や柔軟剤
抗菌剤、蛍光漂白剤、柔軟剤、香料、石油系界面活性剤などが配合される洗濯洗剤は避けましょう。
洗濯したタオルや衣類などには、洗剤や柔軟剤の成分が残るので、敏感な肌には刺激があります。
そこで、洗濯洗剤は一般的な合成洗剤ではなく、石鹸系の洗剤やマグネシウム粒を使った洗剤がおすすめ。
また、柔軟剤は布地にわざと成分を残して柔らかさや香りをつけているので、お肌には百害あって一利なし。
すっぱり止めてしまうことをおすすめします。
ペーパータオル
洗濯洗剤の切り替えができなかったり、敏感な肌が顔だけであれば、洗顔後ペーパータオルで顔を拭きましょう。
この方法なら洗濯洗剤や柔軟剤の影響を受けなくなるので、かなり刺激を減らせます。
キッチンペーパーやティッシュでも可能ですが『無漂白』のペーパータオルがおすすめです。
敏感肌になる理由
ここまで読んでくれた人なら、敏感肌になる理由を何となく理解できたのではないでしょうか?
敏感肌になる理由はバリア機能が低下してしまうからです。
バリア機能の低下は肌に合っていない化粧品や使い方によるものが主な原因。
ですが、これ以外にもお肌が敏感になるタイミングがあります。
- 生理前
- 季節の変わり目
- 生活習慣の乱れ
生理前、季節の変わり目、生活習慣の乱れでお肌が敏感になることもあるでしょう。
ですが、これらは一時的なものであることがほとんど。
生活習慣の乱れによる敏感肌は、身体そのものが不健康なので睡眠や栄養をしっかり取ると敏感肌もおのずと改善するはずです。
とりわけ生活習慣もそんなに悪くないのに年中お肌が敏感なら、日々強いダメージがあると考えられるかもしれませんね。
まとめ
実は、スキンケアの使い過ぎによる肌トラブルは増加しており、日本の厚生労働省やWHOも警鐘を鳴らしているのをご存じですか?
お肌が敏感になってしまったらスキンケアに力を入れるのではなく、手を抜いてお肌を休めてあげましょう。
そう考えると、全然難しいことなんてないですよね♪
自分自身のうるおいを守ると、敏感肌だけでなく悩みのない肌へ変わることもできます。
お肌には自然治癒力やキレイになろうとする力が備わっているので信じて見守ることが大切。
傷ついたお肌を治すため自分に合う化粧品を探すよりも、自然治癒力にお任せしたほうがずっと早く敏感肌を抜け出せるはずです。
Haba nice day (オーナー:八葉 晃枝)
- 大手美容エステ会社に就職し多くの美容技術を習得。その後2019年にハーブピーリング専門店Haba nice day(ハバ・ナイス・デー)を創業。年間500件以上のハーブピーリングを一人で担当。現在は多くの人に美肌の秘訣を伝える為にサロンを運営しながら「ハーブピーリング行きたい」のライターとしてブログを執筆中。
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